閑古鳥

オールドプログラマの日記。プログラミングとか病気(透析)の話とか。

blockquote 要素と cite 要素の関連性

引用云々に関しては、議論というより論争みたいですし、今追いかける元気も無いのでそれは置いておいて。

そんな事はありません。事実として、W3Cはcite要素を仕様として用意しています。cite要素は出典の明示を行う要素ですから、W3Cはcite要素によって引用元を明示する行為も認めていると解釈出来ます。ただ、それではblockquote要素との関連が明示出来ず、blockquote要素の中にcite要素を書いたのではcite要素の引用になってしまう為、私はcite属性を用いたのです。

blockquote 要素と cite 要素の関連性に関しては大分前に議論があったようですね。どうも初見な気がする、と思ったら 2001 年の話のようで、この頃はまだ HTML はよく知らなくて、テーブルレイアウトが常套手段だと思っていた頃なので、知らなくて当然か……。某所(何処)でなんかやっていたのも、 2002 年の四月かららしいし。ログをあさって嫌なモノを見てしまった……。

ためになります。やはりこの議論を読んだり、また idea:616 を見た限りでは、外出し派が大勢を占めている感じですね。まあ、自分もそうですが。

で、それだけで終わってしまうと反応した意味が無いんですが……。上記ページにあるログを読んでいる途中で知りましたが、神崎たん(誰)は cite 要素は blockquote の中に入れとけ派なんですね。ちょっと、ぐらっと来てしまいました。

出典を示すcite要素の位置は、文法的には特に定められていません。ただし、この例のようにblockquote要素内で引用元を示すと、引用部分をコピー/ペーストする、あるいはスクリプトで引用部分を抽出するといった操作を行う時に、出典が不明にならないというメリットがあります。逆にcite要素を外に置くと、引用部分(blockquote)と出典を直接結びつける方法はなく、プログラムはその関係を単純に理解することはできません。要素をどこにおくべきか判断に迷う時は、どうやって利用されるのかを想像してみると、答えが出てくることがあります。

悩ましい。でも、スクリプトなどによる二次処理を考えるなら、それこそ cite 属性じゃないかな、とも思いますけれども。文法上 blockquote の中でも外でも違法でない以上、実を取る方を選ぼうぜ、って事なんでしょうか。

野望の王国の引用に一言物申す - The beginning of May, 2004 < Diary < Black Box にて述べられているような仕様がちゃんとできればこんなことで悩んだりする必要も無いんですけれどねぇ。

まあ、いくら悩んでもここでは、はてなダイアリーにマーク付けはお任せ状態なので、どう転んでもはてな次第になってしまうわけですが。